神幸祭、伏見稲荷大社

2019年4月21日(日)に行われた神幸祭。伏見稲荷大社だけでなく、京都では松尾大社でも行われたらしい。他にもあるかもしれないのでその2社だけとは限らないが、私のアンテナにひっかかったのはこの2社。

神幸祭とは

伏見稲荷大社の神幸祭については公式サイトの情報を抜粋。

稲荷大神が年に一度氏子区域をご巡幸になり、広くご神徳を垂れたまう大社最重要の祭儀です。
11:00より宮司以下の祭員および奉仕者の全員が冠・烏帽子に杉の小枝を挿した後神幸祭が斎行され、五基のお神輿にご神璽が奉遷されます。
14:00神輿の前後に供奉・奉賛列を整え本社を出発、氏子区域を巡幸してJR京都駅南西方、西九条にあるお旅所へ向かい、奉安殿に納められます。
5月3日の還幸までの間、お旅所は連日氏子の人々で賑わいます。

http://inari.jp/rite/?month=4%E6%9C%88#334

こちらの神幸祭の特徴としては、「神輿がトラックで運ばれる」ことに集約されるのではないか。もちろん、大社としては「最重要の祭儀」としているのだから、そんな上辺だけをみないでくれと言われるかもしれないが、京都初心者から見るとそこだけは外せないポイントだったりする^^;

まずは神事(式典)

11時から式典があったのだが、かなりの人出な上に音は聞こえるが姿は見えずという状況。何か動きがありそうで30分以上待ったのだが、挙げ句に「写真撮影禁止になるよ」と日通スタッフに言われる。なぜ、日通なのかはさておいて、式典に関しては良い写真は取れなかったので出発前の写真をいくつかご紹介。

車の点検、神輿をセッティング

こちらの写真でも日通スタッフが散見される。全面的に日通が請け負っているらしい。「上」と書いてある衣装は地元の神輿関係者と推測。

念入りに調整

式典風景も多少は入れないとね。とはいえ、御神体(?)の移動時は撮影禁止だったので、遠くに離れて引きでちょっとだけ撮影。ここまで来てるのに引けないよ、こちらも。ただ、よく考えれば御神体を晒すというのは、神の威厳、威光にも影響する。神仏に一番重要なのは「格」だと私は思っている。つまりは「非日常存在」であり、「手の届かないもの」であることが最重要なのだ。その割にお金に頓着しているようにも見えるのだけれど、神事となればそれなりの「格」は見せつけること肝要。御神体の写真撮影なんてもってのほかなのも頷ける。

全員参加らしいので…
まあ、御神体は移してないので許して^^;

出発前の準備など

御神体を載せて、いざ出発といきたいところだが、まだまだ載せなければいけないものも多いらしく一旦停止。神輿は5つあり、各団体(地域)が管理しているらしい。

神輿は五ヶ郷の担当に属しますが、その五基は、不動堂(田中社)・東九条(上社)塩小路・中堂寺の交代(下社)・西九条(中社)・八条(四之大神)の担当となります。

http://inari.jp/rite/?month=4%E6%9C%88#340

ちなみに上の情報は氏神祭の区内巡幸のもの。4月28日(日)だから来週の日曜日だと思う。こちらの神輿はちゃんと担がれる予定(こっちの写真の方が迫力はあるか)。

積み込み作業中
神輿内のアップ(こちらは田中社のトラック)

公道を神輿トラックが走る

こちらが本日のクライマックス(私的には)。どこで待ち受けようかと思案したのだが、ルートがわからず。でもまあ、稲荷大社のすぐ近くに住んでいる利点を生かして、この橋は通るだろうと「勧進橋」で待つ。ただ、誰もいないので不安にもなる。14時過ぎに下見。すると程なくトラックが!

担ぐ神輿ならタイムラグもあるのだろうが、トラックは走り抜けるのみ。良かった、グズグズしていないで。

「あいつ、撮ってますぜ」とか言われてるんだろうか…

2台目のトラックに巫女さんが載っていた。こちらはカメラも初心者なので、慌ててパシャパシャ撮っていると、手を降ってくれるじゃないの。

ありがとう、やさしい巫女さんたち
かなりのスピード

最後の写真はライブ感があるかなと。とにかく普通の速度で走り抜けるのがなかなかシュールで良かった。天気は若干曇り気味で写真は下手くそなことこの上ないが、それでもモーションのあるものを撮影すること自体が初めてだったのだから良しとしたい、うん、しよう。

その他、その場にいたので見た光景

この子が…

しばらくこのポジションにいて、最終的には日通スタッフにアドバイスを受けた(撮影禁止って言われるよって)場所なのだが、ロープをすり抜けた女の子をお母さんが「ダメよ、ダメなの!」と英語以外の言語(多分、ロシア語じゃないかな)で止めるカット。この子、階段も乗り越えようとしていたからね。

こちらは式典を待つスタッフと観客

式典というのはいつの世も長いものと相場が決まっている。スタッフはかなり待ち疲れて来ているご様子。でも、このあとひと頑張りしなければいけない^^;

祭りのノボリ

ひらひら舞ってうまく取れなかったノボリと鳥居。まあ、稲荷祭は2週間くらい続くのでいつでも撮れるのだけれど、それでも今日撮ることに意味はあるかなと。このお祭りの間、伏見稲荷大社には神が祀られていない状態になる。御神体は移動して御旅所にあるわけなので。そんな伏見稲荷大社にもぜひ行ってみたい(ご近所だし)。

久しぶりに当日にアップすることができた。なお、御旅所は京都駅南西にあり、帰りは還幸祭が執り行われる。こちらは今日の逆パターン。来週の氏子祭の神輿には期待。そして、5月5日には藤森神社のお神輿もある。これからしばらく神輿と格闘するのだろうね、カメラで。

Have fun at Kyoto!

伏見稲荷大社HP


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